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Fly Castingが上手くできない Vol. 2

あるかどうかと言った矢先に、Vol.2
解禁が近付いた今、「もう一寸キャストが上手くなるポイントないの?」とおっしゃる方も・・・えっ!居ません(笑)
まー気が着いた事なんで、少々お付き合いを。
キャスティングが上手く行かない人に多いのが、バックキャストで良いラインの形ができない事です。
前にも少し触れましたが、人間は後方目掛けて行動しやすい構造になってないのです。
ボールを前に投げるのは容易いでしょうが、後に上手くは投げられません。
前向きに走れますが、後ろ向きに走ったり歩いたりは難しいですよね。
同じように、バックキャストは確かに難しいと思います。
フォワードキャストはロッドを引くようにスタートし曲げて押し出すようにフィニッシュし易い構造になっていますが、バックキャストはロッドを曲げるようにスタートしティップを押し出すようにフィニッシュする構造になっていませんか?
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フライキャスティングの基本は
ロッドティップをゆっくり動かし始め、ドンドン腕で加速を加え、急激に腕の動きを停止ししロッドの反発力でラインを弾き出す。
と言う事ですが、バックキャストは見ての通りロッドを曲げ方向にスタートするために、普通にロッドを振ったのではティップの初速は全体の動きから見て早くなります。
意図的に低速度でスタートさせないと、フォワードキャストのようなラインを後方に弾き出せません。
残念ながら上手くキャストができない人は勢い良くラインを投げようと思っているので、なかなか低速でキャスティングをスタートできないのが実情です。
そこでスタート速度を遅くするためにキャスティングのイメージを変えて、キャストしてみては如何でしょうか。
「ロッドを振ってラインを投げる」のでは無く、「ロッドの先でラインを引っ張り、逆方向へ弾き出す。」
誰しも振るのと引っ張るのでは、力の掛け具合や動かす早さのなどのイメージは異なると思います。
振るのは「早く」、引っ張るのは「力強く」と言うように。
引きを意識する事で、動き出しがゆっくりになるはずです。
バックキャストもフォワードキャストも同じ事ですが、バックキャストの時にそれを強く意識する事でバックキャストの初速を抑える事が出来ると思います。
一度試してみて下さい。
by UncleTaku | 2009-01-31 18:56 | Fly Casting