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バックキャストの高低を調整できますか?

いきなり変な質問で始めましたが、貴方は?・・・多分できると思いますが、できない人に上手く説明できますか?
フライキャスティングがマスターできていない人に「バックキャストが下がってますよ」と言う、前後に伸びるラインが180°になっていないと言う事ではなく。
通常のキャスティングをマスターしている人でも、意図的にフォワードを下げてバックを上げるとなると上手くできない人は居ます。
私は今までそういう人に、例えばバックキャストを高くする代表格の「タワーキャスト」の仕方を上手く説明するのは難しいと思っていました。
自分ができる事をできない人に上手く説明するには、自分の動きを充分理解していなければ言葉にできないものです。
今回ビジュアルで理解して貰うために図を作成していて自分の腕の動きが解析でき、それが正しいのがテストする事ができましたので一部ご紹介。
「そんなの当たり前だよ、今更要らないよ」とおっしゃるベテランには、パスしていただくしか無い話ですので悪しからず。
バックキャストの高低を調整できますか?_d0119443_17595567.gif
(図をクリックすると拡大できます)

図の黒はバックキャスト、赤はフォワードキャストを示しています。
左端は所謂ショートキャストでそのアークを拡げストロークを稼ぐ事で右のミディアムレンジのキャストになります。
ミディアムレンジ・キャストのアーク角度を80°と仮定した上下二組の図は、上段は上腕の動き角度を大きくし前腕の動き角度を小さくしてあり、下段は逆に上腕の動き角度を小さく前腕の動き角度を大きくしてあります。
グリーンのボックスは上段バックキャストのティップが動くエリアを示し、同じボックスを下段のバックキャストに重ねて比べました。
始点を揃えたのでティップの移動高さが低く終点が低い下段は上段に比べて低い弾道でラインを射出した事になります。
即ち上腕の動き角度を大きくし前腕の動き角度を小さくすると、バックキャストを高くフォワードキャストを低くできると言うことになり、逆にするとバックキャストを下げフォワードキャストを上げる事がでくると言う事になります。
実際のロッドの動きは曲がりも加わり、図の通りでは無いでしょうが・・・
但し、超遠投をする為にフォワードキャストを高くする動きはこれと異なります。
by UncleTaku | 2009-01-22 18:54 | Fly Casting