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ロッドを曲げる・・・

一昨日、「ミディアムファーストアクションのロッドからファーストアクションのロッドに持ち替えたらラインの飛距離が落ちた」と言う人とフライキャスティング談義(笑)をしていました

フライキャスティングは腕を力任せに振ったり、早く振る事に因って飛距離が出る訳では無い
曲げられたロッドが復元する時の反発力でフライラインを弾き出すもの
ロッドはテーパー構造をしているので太い部分(バット部)まで曲げ込むほど反発のエネルギーが大きくなり、復元する時のロッドティップの反転速度が速くなりラインスピードが上がる
故にアクションの違いにより飛距離が落ちたのでは無く、ロッドを十二分に曲げていない事がそれに繋がったのではないか
と言う事になり、キャスティングフォームをパントマイムで見せてもらった
想像していた通り、かなりストロークが長い
いやロングストロークがいけないと言う訳では無いが、ストロークが長いとロッドティップが曲線を描き易く、今回もそのケースにピッタリ嵌っていた訳です

フライキャスティングのスタイルは幾つもあり、どの方法が正しいと言う事は出来ませんが
一応に、ロッドの反発力を利用して直線的にフライラインを加速すると言う基本は共通です
綺麗なループが出来ないとか飛距離が出ないと悩まれている場合、そこをチャックしてみる必要があります

えっ!直線的に加速できているかを、どうすればチェック出来るか?ですか
正しくロッドが振れていればストローク中絶えずフライラインのテンション、言う処のラインの乗りを感じているはずです
もし途中で弱まったり消えたりするのであれば、直線的に加速する事が出来ていないと言う事です
そしてそのテンションがストロークの後半に行く程より強く感じられるようであれば、ロッドの曲がりが大きくなりより多くの反発力をロッドに蓄えられていると言う事になります

フライキャスティングの良否は力や速度では無く(力や速度も必要ですが)、エネルギーを効率良くフライラインに伝える運動のタイミング掴めるか否かだと私は思います
それを手に入れるのは、練習あるのみと言う事ですね(笑)
by UncleTaku | 2011-03-10 16:08 | Fly Casting