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親指の重要性・・・

昨年の10月頃から、A氏の提案でショートストロークのキャスティングを練習してきました
ショートレンジやミドルレンジでは無く、ラインを10m以上ロッドティップから引き出してフォルスキャストするものです
まだまだモノには出来ていません、先日の振り初めもショートストロークの練習でした

狭いストロークでロッドを充分に曲げて反発力を得なければならないので、ストローク開始からロッドを力強く曲げに掛かります
ラインが伸びきる前にストロークを開始するとラインが暴れてテイリングが起きるので、ポーズ時間もかなり重要になってきます
しかし、ポーズを充分とってもテイリングを招く事があるのに気付きました
バックキャストのストップでロッド振動を消す為に抜いた親指の力(抜き)、その力の抜けた状態でフォワードキャストを開始してしまった時に発生するテイリング
狭いストロークにも関わらず開始時に力の抜けていた親指に力を加えロッドを押そうとする事で、ロッドティップの軌道が乱れテイリングを招くのです
従来のストロークでキャストしている時は、ロッドはスタートから徐々に曲がり始める為、多少の遅れがあっても大きな影響が出ず気にならなかっただけなんですね
実際、フォワードキャストのストローク中は開始から親指で確りロッドを支え続けないと、ロッドティップの軌道が乱れ綺麗なループが出来ないのですが
バックキャストのストップ時に親指の力を抜いて言う処の「抜き」を行う為、ポーズ中下手に親指に力を入れるとクリーピングを起こしストロークロスやパワーロスに繋がるので非常にタイミングが難しい訳です
しかしA氏(A氏はこの1年間毎日の様に練習し、ショートストローク・キャストを習得したそうです)が「バックキャストの抜きの後、ポーズ中からロッドを起こすような感じで曲げを掛かけ始める」と言っていたのは、この事かも知れないと考えました
ポーズ中にロッドを起こして曲げ様とすれば、ラインに充分なパワーが無いとクリーピングになりラインが長くなるほどそれは難しくなります
しかし、起こす様なつもりでロッドを親指で支えるだけであればクリーピングは起き無いかも知れません
しかも伸びて行くラインの力でフォワード方向へ少しだけロッドに曲がりが発生します、もし最大値の時(ラインが伸びた時)に力強くストロークを開始したとしてもロッドは既に曲がり始めているのでテイリングは起き難くなるはずです
そう考えてキャストを繰り返し得た結果テイリングは消え、ループもかなりナローになってきました
どの教書にも語られていないのですが、親指の重要性をつくづく感じさせられました

もし貴方が綺麗なループが出来ずに悩んでおられるのなら、グリップとこの親指をチェックしてみてください
良い結果が得られると思いますよ
by UncleTaku | 2011-01-08 14:13 | Fly Casting