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ナローとワイド・・・

先日のキャスティングレッスンの的当てで、ループ幅を変えて正確度を試してみました
ナローループの方が正確に的に届く事は、試すまでの無く分かってはいるのですが、どれ程の違いがあるのかを試してみたかったまでです
ナローループ、ワイドループと言っても、ループ幅にも因りますし、ラインを長く出せば出すほど必然的にループ幅は広がりますが
相対的にと言う事でご勘弁を
10m程の距離で標的を狙う場合は、風の影響が強くなければ極端な差は無いように感じます
しかしこれが20m程の距離になると、話は全く異なります
ラインが長くなればなるだけ伝わる力の減衰が多くなるので、リーダー及びティペットをターンさせる力も弱り、ワイドループでの的中率が凄く低下したのです
風の影響云々と言うより、ナローループの方が力の減衰が少ないようにも感じました

川で釣をする場合20mも距離を取って魚を狙う様な事はかなり少ないと思いますが、風の影響は平地の野原より遥かに強い事は確実です
そう考えると、ナローループを作るキャスティングを身に着ける必要性は高くなります
空気抵抗の大きいフライや重いフライをキャストする場合、トラブルを少なくする為にワイドループに意識的にしますが
その場合でも可能な限りループ幅を狭くする事で、正確に攻める事が出来るわけです

よく曲がるロッドほどループがワイドに成るのは当然ですが、同じロッドでもそのループ幅を広くも狭くも出来るのも事実です
その代表がキャスティング・ストローク
ストロークを狭くすればする程ナローループになり、狭くし過ぎるとテイリングが発生
広くすればする程ワイドループになり、やがてはオープンループ、即ちループが出来なくなります
投げようと思うあまりにロッドを大振りしている姿をよく見かけますが、距離が出ないばかりか実釣では良い結果を得難い事になるわけです
的当てゲームをやっていると「当てよう」と言う意識が強くなり、大振りになってしまう人が結構いました
今までゲームとしてしか考えてなかったのですが、アキュラシーキャストとしての的当てはループ作りの良い練習になりそうですね
by UncleTaku | 2010-12-23 18:18 | Fly Casting