リスト・・・
2010年 12月 04日
フライキャスティングにおいてのリストの使い方を上手く伝えるのは、かなり難しい事なんですね
「キャスティング・スタイルによっては、リストを大きく使った・・・」と肯定も否定もしていません
ただ彼等が推奨するキャスティング・スタイルでは、リストを大きく使わない方が良いとしており
そのスタイルが日本国内では、一般的なキャスティング・スタイルであると言っても良いほど普及している事は間違い無いと思います
一般的な渓流で多用するターゲットまでの距離が10m前後と言うような場合、リストは固定している感じで丁度良いくらいですが
ディスタンスキャストをすると成れば、それなりに上手くリストを使う必要が出てきます
そうなると「リストを固く」と言うのも上手く伝わりませんし、もし「リストを少し(やや)開き・・・」と言うと開く意識で開き過ぎてしまう事も否めません
リストはラインの長さやロッドのアクションなどの状況に合わせて、ロッドティップがラインを直線的に加速出来る様コントロールして使わなければエラーを引き起こす元になるのです
バックキャストでリストを開きすぎるとラインの落下に繫がり、タイミングを間違うとテイリングやオープンループが生まれます
上手く使うのは感覚的はところになるので、それを言葉で上手く表現するのは難しい訳です
先ずはリストを固く固定したショートキャストから初め、徐々にキャストの距離を伸ばし其々のタイミングや大きさを身に着けるしか方法はありません
もし貴方の作るループがワイドになる傾向であれば、リストの使い方が大き過ぎるのではと疑ってみる必要はあると思います
ただ独学で練習していると自分のループがワイドなのかどうかも判断し難い物です、ビデオに撮るか誰かと一緒に練習すると言うのが良いかも知れません