ショートストロークのイメージ
2010年 11月 27日
図中のフォワードキャストでラインが伸びるのを待つポーズ位置がバックキャストのスタート位置になり、同様にバックキャストのポーズ位置がフォワードキャストのスタート位置になります
先ずはバックキャスト
ラインが緩まず直線に伸びきれば、その負荷でロッドにはラインの方向に向かって既に少し曲がりが生じているはずです
その状態からバックキャストを開始、顔の手前で加速を停止します
この短いストロークで充分にロッドを曲げなければならないので、スタートとほぼ同タイミングでホールも開始します
スタート時点でロッドには既に負荷が掛かっているので、同時にホールを開始してもロッドティップの軌跡に凹みは発生しません(ホールの仕方にも因りますが)
ロッドの加速を停止するストップ時点ではロッドは曲がり大きな反発力を蓄積しており、その反発力で力強く後方へラインを放出します
しかし、同時に大きな煽りも発生させラインを乱します
煽りを押さえロッドを静止させるにはスムーズな抜きと大きなドリフトが必要です、そしてそのドリフトがフォワードキャストのストロークを稼ぐ事にも繋がります
ドリフトを終えた位置でポーズを取りラインが後方へ伸びるのを待ちます、この時ラインは落下せず高い位置に直線を描いていなければなりません
ラインが伸びきると同時にフォワードキャストの開始です
バックキャストのドリフトでストレートリスト近くまで開いたリストはフォワードキャスト開始と同時に閉じ始め、加速を停止する顔の少し前方、ストップ位置では完全に閉じてしまいます
フォワードキャストのホールもバックキャストと同様、スタートと同時に加えロッドに充分な反発力を蓄積させなければなりません
前方へライン放出後はロッドを静止させるドリフト、そしてラインが直線に伸びるのをポーズで待つと言う訳です
この様にキャスティングのイメージだけを表現すると簡単なように思えますが
ラインの長さやそれに見合うパワーの加え方、ラインに乱れや緩みを与えないドリフト等、私にとっては手強い課題が山積みです(笑)