アクションの違うロッドを振る・・・
2010年 11月 20日
普段のキャスティング練習では色んなロッドを振ったとしても、ファーストアクションがらミディアムアクションまでのどちらか言うと遠投しやすいロッドが殆どです
ドライフライがフライフィッシングの中心に位置している日本では、ウェットフライフィッシングに向くスローアクションと言うかバット部までスムーズに曲がり込むロッドを所持する人も少ないので、手にするチャンスが少ないと言う事もあるのでしょうが
私自身このロッドで釣をする時はロールキャストやピックアップ&レイダウンを多用するので、今回のようなフォルスキャストを何度も繰り返す事はありませんでした
ドライフライに向いたアクションのロッドでもファーストアクションとミディアムアクションとでは多少腕の使い方違ってきますが、慣れがあるからか極端にその差を感じた事はありません
しかし今回はアクションの違いに因る動作の違いをつくづく感じました
動作の基本はフライキャスティングですから、180度違うと言う訳ではありませんが
先ずアーク角度です、バック、フォワード共に相当倒さないとテーリングを起こします
続いてストロークを始めるスタート速度、少しでも速くなるとこれまたテーリングを起こします
ロッドの煽りも大きくなるので、それを抑える動きも大き目になり、過ぎるとエラーを起こす
これ等を制御してある程度の長さのラインで綺麗なループを描いたフォルスキャストを繰り返すには、今まで以上にユッタリとした動きで大きなアーク、大きなストロークそれだけではありません
リストやホールのタイミング、これ等全てをロッドの要求に合わせてやらないと出来ないのです
故メル・クリーガーが著書の中で言ってました「ロッドのリズムを感じ、そのリズムに合わせてやるのです」と
ロッドにはそれぞれ個性がありそれぞれのリズムを持っています、そして決して人間に合わせてくれません
キャスターがそのリズムを感じ取り、それに合わせたキャスティングをしなければならないと言う事ですね
それがフライキャスティングの真髄なんでしょうね、今回身をもって感じました
精進しなければいけません^^