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パントマイムで練習(素振り)を・・・

フライキャスティングが上手く出来ないとか距離が今一出無いと悩んでいる方多く見られるのが、前腕だけでロッドを振る手投げタイプ
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A段の絵の様に肘の高さに違いは有っても、肘をほぼ固定した様な状態で前腕を主に使ってロッドを振っているんですね
ロッドティップの軌跡が円弧を描いてしまうばかりでなく、ロッドも充分に曲がってくれません
そこでラインスピードを上げようとホールを加えるのですが、思うほどラインが出て行かないのです
ボールを投げたり、テニスラケットを振る時には肩から腕全体を使って上手く腕をスウィング出来ているのに、フライロッドを握ると不思議なんですが何故かこんな動きになってしまう
キャスティング・レッスンの時に「腕全体を使って、こんな風にロッドを振ってください」と説明して修正しても、ウルトラマンより、いや世界陸上の男子100m走の世界記録より速く(笑)戻ってしまいます
ラインを投げようと意識し始め、その事に神経が集中すると、肩の動きを忘れ前腕だけでロッドを振ってしまう
フライキャスティングの動作になると、どう言う訳か?腕全体を上手く使えない人間に変身してしまうタイプなんでしょうね

これを修正する練習として、鏡を使ったパントマイム練習、所謂素振りをお勧めします
本や雑誌などの記事で得た知識を自分なりに試してみて、効果を感じた練習方法です
その方法は
先ず上半身が映る鏡の前に立って肩の力を抜いて腕を垂らしてください、次に肘を90°に曲げ丁度小学校の頃にやった「小さく前に倣(ナラ)え」の形をとってください
肘の90°を維持したまま上腕を水平になるように上げます、その時に前腕の間隔及び平行も維持している事を鏡で確認してください
次に腕の力を抜いて、ストンと元の小さく前に倣えの状態に腕を下げて戻してください
決して力で戻さず、自然に戻してください
戻したら再び上腕を下ろした速度と等しい速度で最初と同じ様に上げる、この動作を繰り返してください
B段左の動きです
恐らく初めは肩に力が入っていると思います、その肩の力が抜けるようになるまで練習します
1日5分間くらいで何日か練習しているうちに、肩の力を抜いて自然に出来る様になる筈です

肩の動きが身に着いたら同様に鏡の前で、今度はロッドの素振りをします
室内でロッドを振り回す訳には行きませんので、ペンか鉛筆のような短い棒をロッドに見立てて握ってみてください
リストを閉じて、B段右図の様にロッドを振るように素振りを行います
腕の各角度はご自分のイメージで結構です、但し肘が上下動している事を必ず確認しながら行ってください
この時、イメージしているロッドが必ず平面上を動くように心掛けてください
この素振りが自然に出来るようになれば、貴方のフライキャスティングは随分改善されていると思います

貴方がこの様な手投げタイプでないとしても、ラインの曲がりやその他のタイミング等で悩んでおられるのであれば、理想のフォームをイメージしながらこの鏡を使った素振りを納得がいくまで試してみてください
意外に効果があると・・・感じられると思いますよ
by UncleTaku | 2010-11-09 16:57 | Fly Casting