肘が上がり過ぎてませんか?・・・
2010年 10月 25日
釣り場でも実際に良く見掛ける光景ですが、投げようと思うがあまりなんでしょう、バックキャストの終盤に肘が肩の高さを越えて脇が開いてしまう人が結構います
湖などで深くウェイディングした為、肩より肘を高く上げてキャスティングする事がありますがそれとは違います
胸前に肘を構えてバックキャストを開始し、肘が肩の高さを越えてバックキャストを終了するのです
構える肘の高さが高いのが原因なのですが、遠くへラインを届けようと言う思いが働くのでしょうかね~?
しかしそれが遠くへラインが届かない原因を作り出して、キャスティングが上手く行かない事に繋がって行きます
鏡の前に立ってやってみてください、人差し指を立ててロッドに見立てて
肘を90度曲げて脇腹辺りから肩よりやや低い位置まで上下運動させ、キャスティングのパントマイムをしてみてください
指(ロッド)が一平面上(直線)を移動している筈です
今度はその動きで肘を肩より高い位置、掌が頭の位置になるくらいまで上げてみてください
人差し指の指先が内向きになっていませんか?
肘から肩の線が水平を越えた時点で腕全体が内側によじれるので、無理に指の方向を維持しない限り内向きになる筈です
ロッドを握っていたとすれば、その時点からロッドが曲面上(曲線)を移動します
当然ロッドティップの軌跡が曲線を描く事になり、フライラインを直線に導く事が出来ません
「腕全体で」と言っても肩の動きは、肘を脇腹から胸高さまでの楽な位置で上下させる程度の動きで充分なのです