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ロッドの握り方(グリップ)

明後日は月一のキャスレです。
バックキャストが伴うフライキャスティングでは「バックキャストの良し悪しがフォワードキャストを決めてしまう」と言われるほど、バックキャストは重要なファクターを占めています。
前回からバックキャストを中心に練習する事にしましたが、オープンループを作ってしまう人が意外に多い。
リストを開いてしまうと言うケースもあるのですが、グリップがシッカリ安定して握られていない事が原因であるケースも多いように思います。
掌全体でロッドグリップを包むように握ってしまう為、いくら指に力を入れてもロッドが掌の中で安定せずぐらつくのです。
ゴルフや剣道などの様に棒状の器具を使うスポーツにおいて基本とも言えるグリップは、ロッドと言う棒を使ったフライキャスティングにおいても同様に基本だと思います。
握り方はゴルフや剣道でもよく言われるように『掌に力を入れて握るのでは無く、小指でニギリ(グリップ)をシッカリ包み込むようにして軽く握る』のです。
此処では私の握り方をサンプルにして、説明します。
ロッドの握り方(グリップ)_d0119443_15311646.jpg
掌を広げ、ロッドグリップを実線が示すように、小指の付け根から人差し指の第2関節(正式名称は分かりません)に接するように載せます。
次に小指をグリップに巻き付けるように(薬指も自然について来ると思います)握り、他の指は軽くグリップに添える感じで持ちます。
ロッドの握り方(グリップ)_d0119443_15434553.jpg
写真の握り方ならグリップの支える支点が小指と人差し指、親指の3箇所に発生し、確実に安定します。
よく見るとゴルフクラブの握り方によく似ていませんか?、ゴルフをされる方には左手の握り方(右利きの)と言う方が速いかも知れません。
この様に握ると掌に然程力を入れなくてもロッドが安定し、振ってもぐらつく事はなくなります。
指の位置や表現は多少違うかも知れませんが、上のような握り方(特に円内)の写真をマニュアル本や雑誌の解説で目にした事はありませんか?
グリップがシッカリ掌に固定されていれば、バックキャストでロッドを加速してきた腕の力をスッと抜くだけでストップが完了し、綺麗なループが伸びていくはずです。
あくまでもロッドの振り過ぎやリストの開きすぎは禁物です、それをしてしまうと、いくらグリップを良くしても良いループは出来ませんよ。
by UncleTaku | 2010-01-15 16:51 | Fly Casting