Creel (魚籠)
2008年 12月 23日
しかしその頃は成魚放流と言っても今日のように大きな成魚を放流するのではなく、全長15cmに満たない1年魚を何処とも放流していました。
《当時の渓流餌釣師の大半は綺麗な魚を釣りたいと言う希望が強く、フライやルアーの釣人は今より遥かに少なかった、いやっ渓流釣師自体が今より少なかったと言う方が近いかも知れません。》
当然の事ながらヒヨッコF.F.マンに2年魚なんぞ釣れる訳がありません、年に数匹(イヤ1~3匹)持って帰れれば良いほうです。
挙句の果てに家族からは、「釣りに出かけても釣れんくせに」と言われる始末。
そこで証拠作りにコンパクトカメラを川に持ち込む事に
2代目はAPSフィルムの防滴タイプ、ピントは理想通りで近撮にも耐える(現代のデジカメには及びません)。
やがてH.P.を始めた事でフィルムカメラから現像する必要の無いデジタルコンパクトカメラに乗り換え、ただ初代デジカメは壊れてしまい画像にはありません。
デジコン2代目は技術的に難しいと言われていた水に強い防水(正確には日常防水)カメラ、蓋を開けるとレンズが飛び出し防水カメラとしてはピントもgood。
水に強いとなると水面に近づきたくなるのが人の性(個人的な問題かも?)、次第に完全防水なんて無理かなぁ~、と思っていた矢先。
出ました、水深3m位の水圧なら耐えられ水中撮影も可能な防水デジコン!
それがデジコン3代目。
これら5台のカメラは魚を撮影しているうちに、いつの間にか魚籠に化けてしまいました。
カメラを川に持ち込むようになって一度も魚を持って帰ること無く、家族に腕前も認めて貰えるように・・・
そう、今やデジコンは私にとって電子魚籠です、魚だけでは無く虫や風景も持ち帰れる魚籠・・・