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自己責任

昨日TVで、こんな話しを耳にしました。
「大阪市が、大阪港の護岸(防波堤を含む)の立ち入り禁止を法令化する動きが・・・」
釣公園以外の護岸には以前から「立ち入り禁止」とか「釣禁止」と言う看板が掛かっている、危険な場所だから入らないようにと言う注意書きだ。
法的規制では無いし、釣りを含むアウトドア・スポーツは危険を承知で自己責任で行動しているのだからと注意を促すだけで黙認されているのが現状だ。
だから休日に大阪港の彼方此方で釣りを楽しむ事ができると言う訳だ、が、今になって何故?
その番組によると、
大阪港で釣をしていて転落し死亡した釣人の家族が、「安全管理不行届き」と市を相手に裁判所に訴え出た事が原因らしい。
有料施設で遊んでいて事故に遭ったのなら施設管理に問題がと言う事もあるかもしれないが、登山や釣等のようなアウトドア・スポーツは殆どの場合そのような施設を利用している訳ではない。
当然、利用規則も無いので行動は全て自己責任、危険は自分で回避しなければならないはず。
それをこのように責任転嫁されたのでは、法令化してでも規制しようとする動きも当然の事かもしれない。
内容は報道によるものだから事実は正確には分からないが、自己の責任を云々せずに他者の責任追及のみを行う事がまかり通るのも如何なるものか?
このケースの場合、釣人側の責任逃れや無責任さが際立って見えてしまうかも知れないが、一方市の方は護岸をもっと安全な形状にし市民に自然と触れ合う場所を提供する事も公の責任ではないのでしょうか?単純に法令化して規制をかける事も一つの責任逃れなのかも知れません。
今後どのような進展を見せるのか分かりませんが、ある意味楽しみです。
全ての人が自己の責任を見据えて行動して行かないと利己主義者の集団になってしまいますよね、この国は現在多少その傾向に傾いている様に感じますが・・・(イジメ、モンスターペアレント、自殺サイト、云々)

因みに、渓流や河川や湖等で漁協に遊魚料を支払うのは漁協が維持管理している魚を釣ると言う事で支払っているのであって、河川や湖の入場料(施設料)ではありません。
河川や湖の権利者は国であって漁業協同組合(漁協)は国から漁業権を与えられているだけなのです、言い換えると漁業権のある漁協が管理している魚(天然魚も含まれる)に対し遊魚料を払わず(漁協と契約を結ばず)に釣と言う行為を行う事は窃盗と言う列記とした犯罪行為になると言う訳です。

自己責任・・・もう一度自分を振り返ってみる必要がありますね~。
by UncleTaku | 2008-09-25 17:56 | Others